第二章
ゴルゴダの牢獄


雪が降る中、肌寒い牢獄に放り込まれるアベル。
SS版だと牢獄まで雪の中歩くシーンがBGMが『InnerLife』と言う切なさ全開の始まり方なんですが、PS版ではセピア色で看守に挟まれたアベル(手錠有)だけです。
どちらも半袖Tシャツにデニムっぽいジーンズで雪が降る冬の寒さを舐めきってます。
足元が長靴なのは微妙にハマってますが。


ドーンと突き飛ばされた2人用の牢屋。中には筋肉質の男が。
 表記も筋肉質の男。
「丁度退屈してた所だ」
いきなり喧嘩を売られるアベル。体格的にどう見ても不利じゃないか?弱い者虐めじゃないか??


絶対に負けるので適当でも構いませんが、どうせなら誉められたい方は、
 此の辺りに立たせてみましょう。
側面を攻撃、待機は防御のままにすると全く成長してなくても「少しは痒いぜ」「まぁまぁだな」位は誉めてくれます。
アベルが育ちまくってれば「結構やるじゃねぇか」の評価も貰えるので、1章でSTR(攻撃力)VIT(防御力)だけを、余裕が有ればHP(体力)辺りを上げまくるのも面白いかも。
基本的な戦闘方法を初期位置設定で説明され、攻撃方法等の効果は筋肉質の男さんが教えてくれます。


戦闘の基本は攻撃も防御も背後>側面>正面で、高い>同じ高さ>低いです。
キャラの向きが重要になるのでターン終了前には全キャラ□ボタンを押す勢いで確認しましょう。
高さは左上に表示されてるので判りやすいかと。攻撃出来ない高さなんかもあるので注意。


未だ関係無いですが、高い位置を向いて低い位置に背を向けてる敵に攻撃する際、待機が反撃で尚且つ一撃じゃ仕留められそうに無ければ、正面向かれてても構わず高い位置から攻撃しましょう。
背後取れても反撃の時相手が高い位置からなのはなかなかにキツいです。


やっと攻略っぽくなってきたんですが、どうせこの戦闘は勝てません。
戦闘が終わると自己紹介してきます。
「俺の名はレブロブス。しゃ場に居た頃は最強の白き羽なんて呼ばれていた」
 (CV堀 秀行)
しゃ場なんてお子様には判らない単語を使う最強さん。
どうやらアベルもレブも超悪い愛とか自由とかを口にした死刑囚だそうです。
家に帰ったらいきなり死刑囚とか突飛な話ですよね。


2人仲良く?話をしていると鉄格子に真っ正面からガシャーンと林檎がぶつかります。
「知る者は言わず、言う者は知らず。大抵事件の当事者は語らない」
どうやらこの林檎を投げた男さんは同じ罪にとわれているとか。
「仰ぎて天を恥じず。俺は自分のした事を1度も恥じた事は無ぇ」何やら格言好きなキャラの様子。
(CV塩沢 兼人)
「大金持ちばかりを狙って強盗・惨殺を繰り返し、あまつさえ盗んだ金を貧乏人に恵んで渡り歩いた『偽善者のガイ』か!」
「領主であった自分の主人を殺し、自由と言う妄想を求めて彷徨い歩く腕力馬鹿の『逃亡奴隷レブロブス』とか言う奴の名を!」
互いに妙に説明口調で罵りあっていると、アベルを毛飛ばした看守が怒りながらやって来ました。
 「煩いぞ貴様達!」
全くです。ここ牢獄です。この人達捕まってます。


そして明るくなる牢獄の全貌。

そして誰しもが疑問に思う事が。
黄色い頭が2人居る所がアベルとレブの2人部屋。黒い頭はガイの独房。
ガイ、林檎どうやって投げた?
「…大体ここの看守のピリポの馬鹿は何処に居やがる」
職務怠慢は怠惰の証で誉められそうなんですが…
「僕はここに居ます」

何処だ?

此処か!!
てっきりゴミか毛布か米俵かと思ったわ!!
「お前はいつもそうやって隠れて!!」
同僚である筈のピリポを殴ったり蹴ったりし始める看守達。レブもガイも笑ってます。
どうやらこの世界では弱いだけでも罪に値し、虐めてもオッケー!だそうで。


そうして盛り上がってると女の人の声が。
 (CV山崎 和佳奈)
「煩いのよアンタ達!」
SMクラブの女王様みたいな格好のお姉さんこそこの牢獄の獄長さん、プラハ。
「殺すんならとっとと殺しやがれ!」
「あれだけの大罪を犯しておいて簡単に殺すだなんて虫の良い話は無いわ!」
この牢獄の奥の独房には偉い人が入ってるからもう少し静かにしてくれ(違)と言って看守を引き連れて帰っていきました。
「そう言えば少し昔に太陽の神殿の神官が捕まったって話を聞いたな」
奴隷の分際で噂に詳しいガイウス。
「胡散臭ぇ!そんなのホラ爺に決まってらぁ!」
「儂が思うに他人の悪口はもっと堂々と大声で言うもんじゃ」
 (CV青野 武)
陰口に腹を立てて嫌味を漏らす胡散臭いホラ爺登場。

ガイウスの話によると、大神官は頭に角が生えていて魔法が使えるそうで。
上記の画像じゃ角も何も見えません。
判るのはウェーブがかったロングヘアであると言う事のみ。
本当に大神官なのかどうかを話したかったのですが。
「またぞろそこで怯えてる看守が虐められそうで見るに耐えんわい。お主達とて弱い者虐めが見たいワケではなかろう?」
アベルは別として、レブロブスもガイウスも凄い笑って見てましたけどね。
まぁそんな事を言われたので今日は一旦寝る事に。
BLゲーじゃないのでここでアベルがレブロブスに襲われたりはしません。
2章にして男性ばかりの世界になってしまい忘れそうですが、どちらかと言うとヒロイン女性を助けに向かう男性向けゲームなのです。

そして夜、レブロブスやガイウスが眠りについた頃、アベルは先程プラハに言われた言葉を思い出していました。
「愛なんてまやかし、どかに有るって言うのよ!」
別にアベルが愛してるとか言ったワケじゃないんですけどね。
そしてミシェットの言葉も思い出します。
「私は彼を愛してるのよ!」
日記が平仮名だらけの彼女が愛の何たるかを理解していたかどうかは別として、やはり真剣な想いだったのでしょう。
「眠れないの?」
 (CV結城 比呂)
先程米俵になっていた虐められていたピリポが牢の外から声を掛けてきました。
「僕が虐められている時アンタだけは笑わなかった…アンタは良い奴なのに、どうしてこんな所に入れられてるの?」
アンタ呼ばわりしたり善悪が逆転してんだから笑わないのは悪い奴だろうとツッコミ所満載ですが、そんなピリポにアベルは自分の身に起きた出来事を話します。
 「・・・・・・!」「・・・・・・・・・!!」
「そうか…アンタのご主人様は奴隷のアンタの事が好きになっちゃったのか」
アベルは三点リーダ(寧ろ幾つかの中黒点)しか言ってないけれど理解するピリポ。
「僕は比較的裕福な黒い羽の家に生まれたから未だ弱者の罪にはとわれてないけれど、生まれ付き体の弱い僕を世間から隠す為に両親はこの薄暗い牢獄に僕を閉じ込めたんだ」
傷だらけの顔でピリポは言います。
「ねぇ、愛って本当に有るのかなぁ?」
 「・・・・・・」
 「・・・・・・」
実は狸寝入りのレブロブスとガイウス。
「もしも僕が君みたいな健康な体で、愛してくれるご主人様が現れるなら…白い羽になっても後悔なんてしないのに!」
するとアベルの体が光輝き、同じくピリポの黒いコウモリの羽も…



謎の光に包まれたピリポの黒い羽は、何と白い羽になっています。
画像じゃ判りにくいかもしれませんが。
 「あれ…あれだけ痛かった体中の傷が治ってる!?」
顔グラフィックからも傷が消えたピリポ。
やっぱり画像じゃ判りにくいかもしれませんが。
「おいピリポ!お前、背中の羽が真っ白くなっちまってるぞ!」
「そんな、僕は、僕はどうしたら!?」
何だか早速後悔をし始めてるっぽいピリポですが、狸寝入りしていたのはレブロブスとガイウスだけじゃなかった様です。
「間違い無い!邪神の光臨じゃ!」
しかしその邪神の光臨とやらが何かを聞く前に、この騒ぎを聞きつけた看守がやってきます。
対応が早いと感心すべきか、そもそもピリポをこの牢の見張りにするのは宜しくなかったんじゃないかと突っ込むべきなのか。
「取り敢えずこの牢屋を開けろ!話はそれからだ!」
自分1人じゃやってきた看守を倒せないからガイウスの牢も開けろと言うレブロブス。
実はレブロブスとガイウスは仲間であって、計画的脱獄を企んでいたのではないかと思いたくなりますね!
それよりも何よりも、もう殺る事しか考えて無いですよね、筋肉質の男。
そんなワケで当ページ最初の戦闘攻略です!


戦闘其の壱
脱出

久々の戦闘で興奮の余り1枚も画像撮ってませんでした。スミマセン。

ノーマルモードならピリポがショートソード×1と皮の服×1を持っているのでレブロブスに着せましょう。
今回はアドヴァンスドモードなので出来ませんが…結構大きいんですよね、この時期の1とか3とか。
ノーマルでもアドヴァンスドでも、ピリポの皮の服とガイウスの囚人服と交換させましょう。
レブロブスでも構わないんですが…ガイウスの方がレベルが1つ低く、HPにはかなり差が有ります。因みにこの2人がこの戦闘でのメインです。
ピリポはHPとVITがまぁ高いし、何より弓なので遠距離攻撃が可能。
…しかし現段階では弱過ぎて使い物になりません。止めを係りを任命したくても、攻撃が常に1とかなので本気で使えません。
SS版では死滅が条件だったので死体処理班(違)に出来ますが…今回は敵を誘導したりアベルの壁になったりに使いましょう。
そしてその問題のアベル。主人公のクセに全く使えません。お前はそこに突っ立ってろ!な勢いです。

最初から敵の数の方が多く、レベルも高く、高い位置に居り…ボスには本当に攻撃し辛いです。
基本的にはガイウスが側面を攻撃→反撃で向けた背にレブロブスが止めを繰り返しましょう。偶に逆にしてHPのダウンを防ぎます。
HPが一定以下になると『疲労』状態になり、攻撃力が半減(今は別ですが、一定の魔法も使えなくなるそうです)して上記の作戦では倒せなくなります。

以下うろ覚えの台詞集。
レブロブス攻撃 「よく近付いてから攻撃する。これが俺の方法だ!」
レブロブス2度目の攻撃 「俺は強い奴に憧れた…何故なら強い事が俺の全てだからだ!」
レブロブス防御 「弱い奴が・・・俺の前に立つんじゃねぇ!」
ガイウス攻撃 「俺を誰だと思ってやがる。『200人斬りのガイ』だ!」
ガイウス撤退 「少し血を流し過ぎたな…俺は一旦撤退するぜ」
ピリポ防御 「ずっと虐められてきたから、殴られる事にはなれてるんだ」
ピリポ攻撃ミス 「あれ?とろいと攻撃も当たらないのかなぁ」
ピリポ自虐的過ぎ…

何とか戦闘を潜り抜けてこの牢屋を抜けると、先程の胡散臭いホラ爺が居ました。
 「儂の名はヨハネ」
漸く顔を見る事が出来ました。キャラクターデザイナーの方の素晴らしい御手によって描かれているので、爺さんのクセに物凄く素敵な爺さんです。
「魔法使いってんなら、何故魔法を使わなかった!?」
全くの意見です。魔法を使って牢をブチ破るなり、先程の看守を倒すなり出来たじゃないですか。
「いや面目無い話じゃが、死体が無くては魔法が使えんのじゃよ」
ヨハネはネクロマンサー。死体をゾンビにして戦わせる魔法を使います。
この言葉を聞いた時に管理人雪架の脳裏には先程の看守の死体をピリポ辺りに背負わせて行動しているヨハネ爺さんの姿でした。
しかし牢を出たとは言え、この牢獄自体から逃げ出さなくてはなりません。
本格的な脱獄に向けて一旦休憩です。


さて牢獄の中ですがフリーターン(?)になりました。
しかし話しかける街の人なんかは居ません。先刻一緒に戦ったレブロブスとガイウスと、皮の服以外使い物にならなかったピリポと、そんな皮の服すら持ってなかったヨハネと、囚人2人です。
ポイントはピリポ。このゲームの世界観を色々と教えてくれます。
7つの大罪・7つの美徳・このゴルゴダの牢獄・黒い羽の人の生活習慣・大神官・ゴルゴダ牢獄の獄長…そしてアベルのご主人様の行方…
レブロブスはお腹が空いて先程ガイが投げた林檎が気になっていたり、ガイウスは一緒に脱走するのが筋肉馬鹿と爺とガキ2人な事に頭を悩ませていたり、ヨハネは今まで何もしてなかったクセに早く行こうと言い出したり…
しかし1番の見所は画面右下の方に居る囚人です。
 「昨日は、萌えるゴミの日」
…?誤字なのか?意図的な誤変換なのか??
ショップも無いし自由戦闘も無いんで早々に出ましょう。脱獄云々の問題ではなく『出る』を選ぶだけです。

抜け出そうとしていると先程の獄長プラハ様と他の看守がが囚人達を戻そうと必死になっています。
中でもアベルに対するプラハの苛立ちは尋常じゃ有りません。
「どうしてアンタがここに居るのよ!?見ている者が居なければ犯罪者として捕まる事も無かったのに…」
言われて見ればその通りですよね。
 「あの時アンタが異端審問間達を皆殺しにしておけば…私の妹は連れ去られずに済んだのよ!!」
何とプラハはミシェットの姉でした。


 

 
そんなに似てませんね。
紫の髪の姉。ド金髪の妹。スタイル抜群胸も大きいお姉様。太股細過ぎでスレンダーないもうと。
美人さんで目の色は同じ青ですが。
後、ツンデレな所も同じっちゃ同じですね。
どうやら妹が連れ去られたのはミシェットが叫んだだけなのにアベルの所為だと思い込んでいる様子で…
ここを抜けるには戦うしか有りません。

戦闘其の弐
煉獄、煉獄、また煉獄

本当はクロスでは『煉』は平仮名に直されてるんですけど、やっぱ漢字の方が雰囲気出ますよね。
って言うか『戦闘其の○(○の中は旧漢数字)』って表現もSS版だけだった気がする。
今回の戦闘は結果によって味方になるキャラクターが分岐します。味方になるキャラクターは

1.プラハ
先刻までギャーギャー騒いでいた獄長さん。攻撃方法は鞭。因みにこの戦闘のボスでもある。なので最初からレベルがそこそこで有り難い。

2.プリカ
このページには出てきませんが、妹系のご主人様候補。プラハが獄長に対してプリカは唯の囚人ってどうよ。でも攻撃方法が弓なので需要は大きい。

プラハを仲間にする条件は囚人を殺さない。死亡もNGみたいです。後、多分ターン数も多過ぎると駄目らしいです。
白い羽の囚人は勿論、黒い羽の囚人も殺してはならないので、戦闘開始から左側に進軍した時点でもうアウト。
なので段差が有って狭い道ではありますが、右側から遠回りに回ってプラハの元へ行きましょう。
先程の戦いで死滅を学ばなかった方は「あれ?プラハ殺したのに戦闘終わらないよ??」となってしまいそうですが、死体に更に攻撃すれば良いだけです。それが死滅なんで忘れない様に。
当然ですが最初の段階でプラハをご主人様に選んでたら仲間になりませんのでご注意を。

プリカを仲間にするにはプラハを仲間にしない事。
プラハを主人にするも良し、白い羽を皆殺しにするも良し、無意味に時間掛けまくるも良し…間違ってプラハを仲間にするかどうかの選択肢が出たらもうプリカを仲間には出来ないのでご注意を。
当然ですが上記同様、最初の段階でプリカをご主人様に選んだら仲間になりませんのでご注意を。

どうせすぐ使い物にならなくなるだろうけれど、一応プラハを仲間にしてみようと思い立ったので、味方を右から進軍させてみます。
1番画面隅の方で右上にアベル・レブロブス・ガイウス、その後ろにピリポ・ヨハネを並べて進みましょう。後ろ2人は遠距離攻撃が出来るんで後ろからでも構いませんが、前3人は敵と隣接しないと攻撃出来ません。
ガイウスのみ移動力が4有るので勝手に進んでって勝手に殺されやすいのでご注意を。戦闘が始まる前にナイフを装備させて儀式でザレンを剣血覚醒させておくのも良いかもです。

ヨハネの魔法の使い所はプラハを中央に、出来れば回りに看守を。間違っても囚人は範囲に入れない様に。
今回以外にも必ず魔法はバーが青く上に伸びている時に使いましょう。1番上が望ましいですが、黄色や下じゃなければ使っちゃって良いかと。
黄色も攻撃力が余り高くないってだけなので問題無いですが、下の時は評価に悪影響してくるので…
評価が下がる可能性も有りますが、魔法を使うには味方キャラを無意味に移動させてでも強い時間帯に使う勢いで。
今回看守に使っちゃっても構わないんですが、看守なら直接攻撃でも簡単にブッ殺せるので…プラハみたいに防御力の強いキャラクターを簡単に倒すにはやっぱり魔法が良いので出来ればとっておきましょう。
プラハ様は兎に角防御力が高いです。あんなに露出してるのに…そして、実は魔法で弱らせようにもINT(インテリジェンス/魔法攻撃力だけではなく魔法防御力にも関係している/VITは魔法防御力とは無関係だったりする)もそこそこに有るので苦戦するかもしれません。
最初から随分レベル高いよね…

囚人さんは放っておいても、攻撃してきても1とかガードで防げたりとかなので放置しましょう。
攻撃方法が殴るなのでZOC(目に見えない壁みたいな)が全く発生しないワケではありませんが、プラハ様の周りは気にする程に狭くはないので。
余程危険な時…味方が膝を床につけていたり、味方の死体の前に居る(味方が死滅させられそう)な時は流石に行動取った方が良いかもしれませんが、基本的にはスルーで。
所でその囚人さんなんですが…

 「(コイツ達を殺れば、俺達も出られるかもしれねぇ!)」

…エロくね?
目隠ししてたら攻撃も何も出来ないじゃないですか。
口枷しとかないと危なく煩いのかもしれないけれど、だけどこのデザインの口枷は…ねぇ。
首輪も囚人とか奴隷とかの問題じゃなくて…いやもう何書けば良いのか判りません。

プラハ様は比較的アベルを狙ってくるんですが、攻撃されたら簡単にそっちに目標を変えます。
未だ弱い可能性が強いので、アベルの前に強い人を立たせて防護壁にしましょう。

再びうろ覚えの戦闘台詞集。
ヨハネ魔法使用時 「いにしえのゾンビ魔法を見せてやるわい!」
ヨハネ攻撃防御時 「儂を狙うのは止めんかい。戦いは若い者達に…」
プラハ攻撃時(アベル専用?) 「私はアンタを絶対に許さない!」
やっぱり曖昧なのが多い…看守も何か喋ってた筈。
因みにヨハネが使い勝手の悪いゾンビ魔法を封印して、唯一使える魔法のライトクロス(勿論ゾンビとは無関係の爆発っぽいの)でもゾンビ魔法自慢をするのは仕様です。


早々に戦闘終了。看守を全滅させてプラハ様は死滅、囚人は皆生きてる状態で…プラハ仲間フラグ立ちました!
SRPGでフラグなんて単語使うなよ。
醜く罪深き姉妹愛で妹を助ける為にアベルについていくと決めたプラハ。

 「協力しよう・・・」

レブロブスとガイウスの2人は囚人なので逃げきる為に、ピリポは自分を変えたアベルのご主人様を見る為に、ヨハネはアベルが発した光でとある謎が解けるかもしれないから、そしてプラハは妹のミシェットを助けに。
一同は一旦手を組む事になった。

切り立った崖から今まで勤めていた、極悪人3人と金ヅルにしていた爺さんと余り役に立ってなかった従業員1人と獄長が一気に居なくなって(しかも看守は合計10人殺されてる)パニックなんてモンじゃなさそうな牢獄を見ながらピリポは寂しそうにしています。
「不慮の事故とは言えお主までお尋ね者にしてしまったのぅ…」
そう、ピリポは親のコネで就いた職を失ったのです。これが日本なら大問題。
「そうじゃないんだ…あの弱虫だった僕が、こんな風に立ち向かえるなんて…!」
寂しそうな表情ではなく、生まれついての顔だったみたいです。
「おい、弱虫って誰の事だ?」
ピリポは弱い事を認められる、そしてそれでも立ち向かえる強さを持っている。
勇気と言う男をも女をも最も美しく見せる物を手にしている。
そんなピリポは弱虫なんかじゃない。
と言ってあげようとして全部ヨハネに言われてしまうガイウス。

 「人の台詞を勝手に奪うなぁ〜!!」

暗くじめじめした展開が嘘の様にガイウスのお笑い一直線な絶叫で2章は終わり。

さぁ脱獄した凶悪犯ご一行はアベルの邪神光臨を使う為にヨハネの爺さんの故郷へ向かうのだった。
次回『第三章 太陽の神殿』に続く。乞うご期待。

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