第一章
パンドラの箱庭

 

かなり久々ですが、もう何周もプレイしているので調子に乗ってアドヴァンスドモードで開始。
システム周りは殆ど初期設定の儘。
文字の表示速度は速くしますが…其れでも結構遅いです。個人的には瞬間表示が欲しい所。

 

NewGameを選ぶと真っ白い画面に黒い文字、そして男性の淡々としたナレーションが入ります。
こんな感じ。
何か古い映画が始まりそうです。
更にこんな感じで。
ナレーションは此のゲームが1つの神話を元にした世界のゲームだと言い始めます。
画像は携帯で写メっただけだからとても汚く見えますが、実際は結構綺麗です。
と言っても2000年のプレイステーションの実力なので、最新ゲーム等に比べれば劣ってしまいますが。

 

上記で言っていた神話が始まります。
どうやら何億年も昔に、白い羽の悪い神様『ゴッド』に世界を支配されていました。
しかしそんな状況は駄目だ!と次期に良い神様になる黒い羽の『メフィスト・フェレス』が高らかに反旗を翻し、666日間(1年10ヶ月程?)戦い続けたそうです。是が『創世記戦争』と呼ばれる『聖戦』だそうで。

そして勝利したメフィスト様は全知全能の大善神!負けた白い羽の人々は駄目な奴だから地下深くの地獄に閉じ込めておきましょう。
それに必要なのは同じ白い羽の生贄、奴隷達なのです!!
…と語った所で幼い少女(CVかないみか/だと思われる)が叫びます。
「違う。何か変よ。絶対、絶対何か変よ!」

 

そして画面はプレイヤーが動かす画面に変わります。表示された言葉は…
ご主人様を選択して下さい。
何だコレ?と前情報を知らない方は皆思ったのではないかと。
ご主人様って何処のSMプレイですか?みたいな反応示した方絶対居ると思います。
セツはSS版発売以前からかなり情報を集めていたので驚きませんでしたが。
此処で一部の女性は必死に『L1・R1・L2・R2・START』を入力しましょう。ピロリンと音がしたら成功。
さぁご主人様を選びましょう。

ゼロ(CV伊藤健太郎)
…と、彼を選びたい気持ちを抑えつつ。
だって味方にした方が見所いっぱいだからさ!
管理人雪架の大好きなご主人様、
ミシェット(CV宮村優子)
…を、選んでしまいました。
時代はツンデレだし、丁度良いじゃん?←誰。
金髪に碧眼に派手なピンク色のお洋服、短く膨らんだスカートに白いガーターストッキングとガーターベルト、服と同色の厚底に、極めつけは純白エプロン…何て可愛いんだろう!!
つまりは見た目が好きなだけで、中身がどうこうって話じゃないんですが。中身も可愛い子ですけどね。

 

決めたら真っ黒い画面に文字が。
「頭が痛い。此処は何処?今日は何時?僕は誰?」と、基本的記憶喪失から始まります。

ゆっくりと目を覚ますと、そこはとあるお部屋。

画像じゃ判りにくいかもしれませんが、自分が寝てるベッドではない方、クマのヌイグルミがどーんと置いて有ります。
其の上の棚?にもヌイグルミが2個有ります。
って言うかベッドがピンクい(思わず方言)です。
床も見事にピンク色のカーペット?で…落ち着かない部屋です。
うわぁ…何か凄い所で目ぇ覚めちゃったなぁ…と思ってると追い討ちが。
「ああぁああああぁ(以下略)あー!!」
目の前で看病してくれてたらしい派手な格好の女の子が「あ」だけで大絶叫ですよ。
「…うっぐすっ…うぅ…」
しまいには泣き出しました。ここはもう1度寝た方が良いのか!?な勢いです。
「…もぉー心配しちゃったじゃない!」
と、此処からはツンデレトーク。
どうやら主人公は10ヶ月近くも寝ていたらしく、心配で介抱していたは良いけれど…いい加減捨てようと思っていた所だそうです。

何も言わない主人公に、女の子は「もしかして、忘れちゃったの?」と聞いてきます。
「キミの名前は…?」
此処で主人公名前入力画面。デフォルトで『アベル』と言う名前が入ってます。
面倒臭がり(主に管理人雪架)はそのままスタートボタンで決定。
ライトゲーマーは自分の名前を入力して楽しむのも良いですね。イベントシーンフルボイスですが主人公の名前が呼ばれるシーンは無いのでどんな名前を入れても大丈夫っぽいです。
因みに通は『カイン』と入れて物語を深くして楽しむとか…

「じゃあ、私の名前は?」
次は女の子の名前入力画面。好きな様に入れましょう。
ピンクの此の子はデフォルト名が『ミシェット』ですが、別に好きな名前を入れて構いません。
やっぱり名前呼ばれる事が無いからです。
そもそも第一章位しか出番も無い。
やっぱり面倒臭がりな管理人雪架はそのままスタートで決定。

また先刻のピンクなお部屋の画面に戻ります。
「何だ、大事な所はちゃんと判ってるんじゃな〜い!」
泣き止んでくれました。
でも顔グラ、表情は変わりません。泣いてる時から笑ってる時までずっと同じ。
SS版はメインキャラクター(主人公含む味方と、隠しキャラ♂含むご主人様)は5つ表情が有ったのですが…
「じゃあ何時ものヤツ行くよ」
其処まで思い出してないんですが…
「イッエ〜イ!ここは私とヌイグルミさん達だけの世界!この世のパラダ〜イス!!」
とんでもない電波系がキました。
もう何処から突っ込んで良いのか判りません。プレイヤー皆置いてけぼり必定です。
「ねぇ、カインくぅ〜ん!」
ヌイグルミにまで話し掛けました。追いかける気力すら失います。
でも確かにこの子、ミシェットと沢山のヌイグルミ、そして主人公のアベルしか居ないみたいです。
ふと彼女の背に黒いコウモリの様な翼が動いているのが目に入ります。
「どうしたの?背中の…羽?誰にでもついてる物よ。キミにも」
ベッドとアベルの体の間には、確かに白い鳥の様な翼が有りました。

未だ休んでいた方が良い、その間お話をしてあげるとミシェット。
どうやら主人公はミシェットの病気を心配して、薬草を取りに大雨の中山へと向かったそうです。
「どうして病院に行かなかったって?色々有ったのよー!」
ごまかされてしまいました。
そして全然帰ってこないアベルを心配して、病気の熱が収まったミシェットは山へ探しに行きました。
「私見たのよ。キミを囲む様にして倒れてる大勢の兵士の死体を…!」
怖い話ですね。上記はモノローグなんですが、バッチリ聞こえてます。
そして画像が滅茶苦茶汚いのは携帯写メ故の仕様です。
どうやってか判らないけれどミシェットはそのアベルを連れ帰り、それから10ヶ月近く眠ったままだったそうで…
「いきなり動くと体がビキビキってなっちゃうよ!」
床ずれの事でしょうか?取り敢えず全くその通りなので、此の日は1日寝て過ごしたらしいアベルでした。

翌日。 黒バックに白文字でした。まるで何処かの新世紀アニメ。
暖炉の前でミシェットがゆっくり語ります。
「私ね、キミの瞳が好きなの」
その目がもう2度と開かなくなるかもしれない、と不安だったらしい。
そっと寄り添って、更には肩に頭を預けるミシェット。
恋愛系ゲームと違っていきなりラヴラヴですが、万が一大人しい子が好み!とかだったらここでドン引き確定ですよね。
ツンデレスキーには堪らない2人っきりだからこそ話せるお惚気話が聞けます。

一週間後。 いきなり飛ぶな。
「もう立って歩いたりして大丈夫なの!?」
10ヶ月寝てたとは言え健康な人間なので、1週間も経てば自由に体が動くみたいです。
SS版なら松葉杖で歩く練習をするシーンが有るのですが…カットですか?
でも目が好き発言はPSならでは…どちらも良いですね。
「これからゆっくりリハビリしないとね!」

 

ここからは季節や1度実行or成功したか等で選べるミニゲームが変わります。
攻略本とか他のサイトさんでも乗ってるので、そちらで調べて下さい(手抜き)
洗濯・掃除・読書・睡眠・料理・食事…家の中で選べる物はリハビリって感じですよね。
釣り・狩り・薪割り・畑仕事…家の外で選べる物はリハビリの域を超えてませんか?
それに何だか不思議な家の中と敷地な気が…丘の高い所に有る設定ですが、明らかに丘じゃないですよね。
「頑張ってリハリビしてきなね。もぅぅぅ…フンッ!!」
話し掛けるとツンデレ…と言うよりもリハビリしろと怒られます。
アベルはちっとも記憶を取り戻さないので世間の常識が判らないだろうから、家の敷地の外には出ないでと言うミシェット。
よもやこの世の常識とはヌイグルミのパラダイス♪な電波ワールドなのか。
外の出口っぽい所を選択すれば街に行くかどうかの選択肢が出て、行くを選ぶと敷地の出口に立つアベルにミシェットが尋ねます。
「本当に外に出たい?」
どうしても出したくない様子。「絶対に行く!」と「やっぱり止める!」の(無意味にエクスクラメーションが付いた)選択肢が再び。
勿論ここで出る事も出来ます。出るを選べばお守りにネックレスと称して首輪を付けて見送ってくれます。
しかしここは止めて、残ってミシェットとの生活を謳歌してみます。

まぁ色々とミニゲームを重ねて成長していくアベル。
SS版は直接ポイントになっていったのですが、PS版は5つ溜めて初めてポイント1つアップ…辛い道程でした。
細かく書くと如何にミニゲームが下手かがバレてしまうので省略。
折角狩りでアベル狐を仕留めたのに、画像を撮ってなかったので省略。

半年過ぎ、季節が夏から秋へと変わる頃、ベッドで眠っているアベルにミシェットが独り言を呟きます。
「あの時からずっと目覚めなくて、このまま死んでしまったらどうしようかと思ったわ…」
10ヶ月間も同居人が目覚めなかった。とても不安だったみたいです。
実は起きてるっぽいアベル。
「例えこの気持ちがどんなに罪深くても変わらないよ」
見た目以上に幼い精神のミシェット。果たして罪とは…
まぁ読書2の大罪に就いてを読んじゃったらすぐに判っちゃうんだけどね!

秋を乗り越えて未だ寒さの残る冬。比較的雪の少ないこの家からミシェットが姿を消した。
今こそリハビリと(言う名の家事)をこなしてミシェットに誉められよう!
…と言うワケにはいかず、街に探しに向かうアベル。
そして擦れ違いに帰宅したミシェットは開け放たれた敷地の出入り口を見詰めて言葉を失う。
「・・・・・・」

 

その頃街に出たアベル。
    
何だか不気味な街です。あの家の敷地が明るかった所為でしょうか。
因みに黒い線は画像を撮ったのが携帯電話だからです。このポリゴンはPSなのによく頑張ったなぁと感動出来る程度に綺麗。
白い羽の人は何だか無口。話し掛けても黙ってたり「忙しいんだ、早く帰らないと主人にぶたれる!」とか、「話掛けるな!サボってると思われる…」と言った感じ。
大して黒い羽の人は何だか意地悪。「こちとら腐ってもお前達相手に商売しないぞ!」とか、「何話しかけてるの?私は貴方が話し掛けても良い様な身分じゃないのよ!(これはSS版だとザマス口調)」とか…
ここで2章に出てくるヨハネと言うキャラクターによく似た外見の黒い羽の男性が居ます。声を掛けると「奴隷にしては邪悪な顔をしている…」と呟きますが、ヨハネだとしたら時間軸が可笑しいので別人と言う事にしておきます。

うち1人の黒い羽の男の人が言います。
「お前、何1人でうろうろしてるんだ?奴隷認識票は?」
何の事かと思っていると、首輪を見て言います。
「何だ付けてるじゃないか。どれどれ…予防接種は済ませてあると」
予防接種と言う制度が有るらしいです、此のゲーム。
「お前、あの丘の変わり者で有名な変人娘の奴隷なのか!」
やっぱりミシェットは電波系で名が知られてたのかー!!(驚く所違う)
何と、今まで可愛いけれど我儘な同居人と思っていたミシェットは自分のご主人様、そしてアベルはミシェットの奴隷だったのです。
「どうりで服なんか着て、可笑しな奴隷だと思った」
この街の白い羽の人はボロボロの布切れ…そう、白い羽は奴隷の証拠なのです。

混乱したアベルは本来の目的であるミシェット探しを思い出したかの様に帰宅を決意。街を出る前に白い羽の人に、奴隷に声を掛けられます。
「何だよ、奴隷のクセに立って歩いて!お前のご主人様は変わり者で、同じテーブルで一緒にご飯を食べたり、一緒に働いたりするって言うじゃないか!…でも、俺はお前が羨ましいよ。お前のご主人様は俺達のご主人様と違って、死ぬまで働かせたり、死んだら適当に埋めたりしないもんな…」
奴隷とは言葉通り過酷な状況に有る様です。

 

「おや、問題の奴隷が帰ってきた様ですね」
帰宅したアベルの耳に男性の声が聞こえてきました。ミシェットが黒い羽の男3人に囲まれています。
 「私達とて、手荒な真似はしたくはないのですよ、お嬢さん。1人の奴隷に執着するのは構いませんが、服まで着せるなんて少々やりすぎじゃありませんかね?」
どうやら彼達は『異端審問官』と呼ばれる…法律を取り締まるとかそう言った感じの仕事の人っぽいです(適当)
この3人組の中でもリーダー格のコイツはSS版から比べるとかなり若返ってます。でも声は同じなので微妙な違和感。
「彼は奴隷でもヌイグルミでもない」
何だか少しミシェットが弱気になっているみたいです。顔グラは変わらないけど。
「だって、私は彼を愛…
「愛だとぉ!?」
愛と言う言葉に過剰反応する3人。
「それは俗に、この世でも恋と呼ばれる人間の発情期の勘違いですよ!」
注:人間には発情期は有りません。強いて言うなら万年発情期です。
「発情期に入るとワケの判らない言葉を叫んでみたくなるものです…大体貴方は愛が7つの大罪の1つである事をご存知ないのですか?」
「それでも…私は彼を愛しているのよおぉ!


最後に大罪とされている愛の告白を大声で叫び、ミシェットは異端審問官達に連行されてしまいました。
勿論愛を語られた奴隷のアベルも引き離されて、連行され…
ミシェットの悲鳴で、第一章は終了。

戦闘等が全く無い為アッサリ終わってしまいましたが、2章からは戦闘も有るので攻略っぽくなる様頑張ります。
ミニゲームの攻略は管理人が知りたい程なので…

何もしてないのに勝手に愛を叫ばれて連行されたアベルは凶悪犯達がウジャウジャ居る牢屋にブチ込まれてしまうのだった。
次回『第二章 ゴルゴダの牢獄』に続く。乞うご期待。

 

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